いちごの品種・種類

品種としては定番と言えるでしょう。スーパーなどでよく見かけます。現在では大粒な後から開発された品種に人気や売れ筋を奪われてはいますが まだまだ健在です。また2大人気品種の1つとして有名でありました。「東の女峰、西のとよのか」と呼ばれて1980年代~1990年代後半くらいまで 人気を2分していました。栽培は広い地域で行われていますが、おもに九州を中心としています。味は甘く大粒で酸味が少ないのが特徴です(甘いの は大きい粒のものです。)。「はるのか」と「ひみこ」を交配して作られました。食味のよい「はるのか」に代わる品種を育成するのが目的で三重県で 行われました。
栽培は東日本を中心として行われています。やや高い耐性(うどんこ病に対しての)を持っています。名前の由来は日光連山にちなんで付けられてい ます。業務用のイチゴろしてショートケーキなどによくつかわれていました。見栄えする外観(鮮やかな色なので)を持っているからです。味は甘酸っぱい 味が特徴的です。酸味は適度にあり糖度がものすごく高いです。「麗紅」「ダナー」「はるのか」を交配して作られました。「麗紅」に代わる品種を九州 の「とよのか」に対応して作る目的で農業試験場(栃木)において品種改良されました。
施設栽培(暖地における)に休眠が浅いために向いています。酸度は少なく(0.5~0.6くらい)糖度は高い(10度以上あります)です。形は細長く 女峰よりも大きめです。名前の由来は章という品種改良者の名前にちなんで付けられています。女峰の問題点である病害抵抗性や酸味の強さ を解決する目的で改良されました。「久能早生」と、「女峰」を交配して萩原章弘(静岡市)氏が改良しました。
長野県、山形県、北海道、宮城県、が産地として中心です。栽培は1年を通じて行われます。加工用として洋菓子に多用されます。日持ちがよく 果肉は硬く食味はすごくよろしいです。味のバランスは酸味と甘みが程良いいい味です。自殖系で女峰と円雷の混ざったものです。
高級なお菓子やケーキによく用いられます。品種としては非常に少ない生産量です。「アイベリー」と「とよのか」を配合して生産者(愛媛県)が作り ました。
呼び名は「アスカエース」と最初は呼ばれていました。味は酸味と甘みのバランスが程よく赤みがつよいです。主力商品として奈良県ではアスカルビー が開発されるまでは大活躍していました。「神戸1号」」と「ダナー」と「宝交早生」と「久留米促成3号」を交配して作られました。奈良県の農業試験場 が作りました。
1季成りのイチゴです。名前の由来は桃の形に似ていて大きな粒であることから名づけられました。ネット通販などで大人気です、大阪と徳島でしか 手に入れることが出来ないのでネットで入手する人が多いのです。非常に生産量が少ない品種で30数軒の徳島県佐那河内村の農家のみで作られ ている品種です。「愛知2号」という名称が出願時の名称でした。父系は「宝交早生」と「アイベリー」を掛けたものの選抜系で、母系は別の「宝交早生」と 「アイベリー」を掛けたものの選抜系に「とよのか」を交配して選抜したものです。これは愛知県で行われました。
越後姫は大半の生食向けの新潟県内で生産されるイチゴと言っていいでしょう。消費は県内で大半が消費されます、それは輸送性が柔らかい 果肉のために劣るからです。また、美しい外観を持っています果肉に種子がうもれる形をしているからです。甘さがものすごく高いです。交配は「とよのか」と 「女峰」と「ベルルージュ」とを掛け合わせたものです。新潟県園芸研究センターでこの交配は行われました。
生産量は日本一です(この記事の執筆中現在)。これは「女峰」と「とよのか」のこれまでの2大ブランドにとってかわった形です。日持ちがよく、甘さも 強く女峰より大きな粒な品種です。交配は「栃の峰」を「女峰」と「とよのか」を交配したものとさらに交配して作られました。これは栃木県農業試験場 で交配されました。